素肌にサスペンダー

個人的な備忘と日記

無職本

「無職本」読んだ。

今回この本で何人かの無職に関する考えとか体験を読むことができてよかった。

自分も無職になったことが何度かあり、無職という言葉には、人一倍関心があるほうだと思う。

その都度漠然とした不安や焦燥感を感じたりはしたけど、 暇な時間がたくさんあるので、特に自分と向き合う時間をいっぱい取れた。 (何をしている時が楽しいかとか、どんな仕事が好きかとか苦じゃないかとか、どういう仕事はしたくないとか、どういう人と仕事したいとか。 やりたいことがあるときは、逆算してそのために勉強したり。)

おかげで仕事や取り巻く環境とかいろんな面で少しずつよくなってきている気がする。 普通にずっと同じ会社で絶え間なく働いて忙殺されていたら恐らく今の状況にはなっていない。

無職本

どこにでもいる普遍的な人々が、「無職」という肩書がついたときに考えていたこと、感じたことを、それぞれの表現方法で自由に書いてもらいました。同じテーマながら各人各様の考え方が表されている、そんな本です。

感想

底辺YouTuberの銀歯さんは上手いこと言ってると思った。

  • 無職期間は人生の踊り場

    次へのステップのための休憩所。吹き溜まりにもなり得る。

  • 無職期間は車のハンドルの遊び

    遊びが無いと事故りやすい。確かに我慢して労働続けてメンタル崩壊したり、余裕無い状況で転職しても条件微妙だったり合わなくてすぐ辞めちゃったりする人もいるんで、ちょっと遊び(無職期間)はあったほうが良いと思う。

あと印象に残った箇所は、ミュージシャンの松尾よういちろうさんの、 40年以上働いて退職した人を見て自分は絶対無理と気づき、何年か勤めた会社を辞め 音楽をせず社会人として働いているときこそ自分にとっては無職だったみたいなエピソードが面白かった。

この中では自分と近いかなと思ったのが、声優ブロガーの幸田 夢波さんで、 ブロガーとしての「成果が出るまでの焦燥感」が共感した。 自分はいま無職ではないけど、仕事でもう少しカチッとした実績が欲しいので、いま自分はこの状況だと思う。